会津工業高等学校(福島県)
笠間 大夢さん/久家 雅也さん
四面を山に囲まれた会津の高校生が生んだ、「登山」をより身近なものとして楽しむためのアイデア。山に登るための装備や非常事態の対処法、リアルタイムの気象情報や動物の出没情報など、登山に必要な情報にアクセスできる山登り専用アプリで、皆さんと山との距離を縮めます。
アプリを通じて登山文化を身近に感じる仕組みを作るこの提案は、登山の安全面や手続き上の利便性を促進するだけではなく、野生の植物や動物にも意識や配慮をむけています。
山の中で電波が届かない可能性も考慮し、オフラインで情報を得るツールとしていますが、既存の情報を「事前に」調べることで対応できてしまうので、せっかくの提案が既存のイメージとダブってしまいちょっと勿体無い気がしました。
人が山を登ろうと思う衝動はどこから来るのでしょう。それはきっと、普段の生活を離れて異世界へ身を置きたいという思いがどこかにあるからだと思います。ここでの異世界とは野草や動物たちが住む世界です。ならば、その異世界の感触を我々人間がもっと身近に感じることができる仕組み(動物の生きる状況を知ったり、動植物の気持ちになってみること)が多くプラスされれば、今回のみなさんが考えたこの提案のゴール「山との触れあう」が達成できると思いました。
二次審査時の提案パネル PDFダウンロード