2017年入選

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『最高の選択』

名古屋市立工芸高等学校(愛知県)
平栗 亜瑞美さん/廣瀬 萌さん

選択することは、自分を見つめ直すこと。自分の曖昧な思いや考えを実際に言葉にして人に伝えるゲームを通して、自分にとって大切なモノを見つけ、人生の分岐点で自信をもって選択することができるようにするアイデアです。

デザセン学生スタッフからの応援メッセージ


私たちは多忙な日常を生きることで精一杯になりがちで、立ち止まり、振り返る機会を失っていることがあります。このアイデアは、自分の大切なものを他者に説明することで、大事なものを自分で自覚する機会を創出すると同時に、他者に共感してもらえるかを試すゲームです。

人の生き方に関わるテーマは一見重たい空気になりがちですが、一人で考えるだけではなく、何人かのチームで取り組むことで、ほかの人の価値観を知る機会ともなり、視野が広がります。小?中?高校のいろんなタイミングや、家族間、異なる人同士、国籍の違う人同士など、様々な人と取り組む場合の面白さもいろいろ想像できるアイデアだと感じました。

さらにこの提案の本質に迫るとすれば、「共感してもらえない=価値が無い(負け)」というところで終わるのではなく、負けた人が他者を説得できるような説明を考える「もう一つのステップ」を作ることにあると思いました。そして共感してもらえるまで言葉を構築することこそ、自分の選択に自信を持つことができるようになると思います。そしてまわりの人に自分の大切なものに共感してもらえる時間は、きっと幸せな気持ちになると思いました。

最高の選択

最高の選択

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード