名城大学附属高等学校(愛知県)
小島 菜那さん/土屋 真希さん/吉川 花音さん
サボテン生産量ナンバーワンの愛知県春日井市。食用サボテンの栄養素と健康効果に着目し、体と心を健康にするアイデアを考えました。まずは多くの方に注目してもらえる意外な食材の組み合わせとしたのは「チョコレート」。春日井サボテンの栄養効果とも似ています。実際にチョコレートがけをしたサボテン「ちょこサボ」をつくり試行錯誤。おいしく食べられるようにアーモンドダイスも加えたり工夫しました。
春日井特産食用サボテンの認知度向上と、健康食としてのイメージ拡大がこの提案のテーマです。サボテンを特産とする地域がこの日本にあることはあまり知られていませんし、「アロエの味」といえばヨーグルトの具などでおなじみの味を想像することができますが、「サボテンの味」と言われてもその味を想像できる人はまだまだ少ないと思います。そうした状況の中で「食べる」ことを通じて普段気に留めない遠い存在のサボテンを、私たちの生活の中で近い存在に引きつけようとしている点が面白かったです。
さらにと魅力的にするには、「おいしく食べる」というプロセスを通じて、生産者、消費者の双方のメリット?魅力の調査が必要になってきます。みなさんが世の中に数多くある課題から今回の課題を選んだ「きっかけ」を出発点として、そこから見えてくる双方のメリットを、道筋をたてて説明することで、もっと共感できるアイデアになれると感じました。
さらにこの”ちょこさぼ”をどのようにしたら食べたくなるか、味がわからないサボテンのデメリットを逆手にとったユニークな「行動のアイデア」をいろいろ考えられそうですね。
二次審査時の提案パネル PDFダウンロード