design:平野拓也
『Myth in us”(ソウル展)展示風景』
2008年6月3日[火]―29日[日]
TOTAL MUSEUM
『毎日訪れる一日』新関俊太郎|Syuntaro Niizeki
韓国からの漂流物、砂、写真、モニター
『Cosmological』イー・イエヒ|Lee, Yehee
虫眼鏡、ジャガイモ、他
『Temptation Island 』ソン・ソヒョン|Sohn, Seo Hyun
カンヴァスにアクリル
Myth in us/私たちの神話
『Myth in us|私たちの神話』展は、今年の6月に韓国のトータル美術館で開催された展覧会です。グローバル化する今日の現代美術シーンやサブカルチャーの中に、東アジアに伝わる神話的モチーフの表出を探っていこうとするこの展覧会には、韓国を代表するアーティストたちが作品を提供しました。また美術館の地下フロアには学生部門『Class
Room Project』が設置され、同国の5つの美術大学がそれぞれ選抜した学生の作品を展示しました。私たち東北芸術工科大学も日本からの唯一の参加校として10名の学生をソウルに送り出しました。
この度、東北芸術工科大学キャンパス4会場で開催する『Myth in us』展は、『Class Room Project』に参加した韓国の大学から、梨花女子大學校学生16名を招待し、本学の学生の作品とともに展覧会を共同開催するものです。このプロジェクトのユニークな点は、学生たちが実際にソウルと山形を行き来しながら、共同で展覧会をつくりあげていくという点にあります。日韓の文化と『神話』をキーワードに古代と現代をアートで繋ぐこの試みが、今後の両校の発展的な関係の礎となることを願ってやみません。
『私たちの神話』というタイトルに相応しい、この海をわたる壮大なアート・プロジェクトを提案し、その実現に関して全面的に支援してくださった梨花女子大學校のチョー・ドキュン教授と、Gallery
OperaとGallery Jant's、そしてトータル美術館に心からの感謝を捧げます。
- 会期=2008年10月23日[木]−11月12日[水]
- 会場=東北芸術工科大学キャンパス(7Fギャラリー、studio144他)
- 時間=10:00−17:30(日曜休館、11月3日休館)
- 主催=東北芸術工科大学、梨花女子大學校芸術大学(大韓民国)
- 企画=東北芸術工科大学美術館大学構想室
- 企画協力=TOTAL MUSEUM、Gallery Opera、Gallery Jant's、宮島達男、東北芸術工科大学韓国事務所
- オーガナイザー=チョー・ドキュン(梨花女子大學校教授)
- キュレーター=宮本武典(東北芸術工科大学学芸員)
- デザイン=平野拓也(生産デザイン学科4年)
●Artists
- チャン・ソヨン、チェ・ウンヘ、イー・ファヨン、古川紗帆、大槌秀樹、ホン・ジュヨン、チョン・ソンジュ、松山隼、カン・オクジュ、カン・スミン、イー・イエナ、イム・ハナ、柴野緑、オー・セミ、オー・ユンジョン、ペク・インヘ、パク・ミンハ、パク・ソンミン、望月梨絵、リュー・ミンヨン、ソー・ジェジョン、ソン・ソヒョン、ソン・ウンヒ、ソン・ユリ、新関俊太郎、金子富之、立花泰香、ユー・ジュヒョン、佐藤優、井上裕太
●Past Exhibition
- 『Myth in us』(ソウル展)
- 会期=2008年6月3日[火]−29日[日]
- 会場=TOTAL MUSEUM(トータル美術館)
ソウル市鐘路区平倉洞465-3 - 関連URL=DIARY『Myth in us(韓国展)』 報告-1|報告-2|報告-3
●Events
- ◯大槌秀樹によるパフォーマンス「ワンダーランド・シリーズ」
- 日時=10月23日[木]15:00−16:30
- 会場=東北芸術工科大学図書館studio144
- ◯柴野緑による公開制作「焼失計画」
- 日時=10月23日(木)17:30−18:30
- 会場=東北芸術工科大学正面広場
- ◯レクチャー「新しい地図の話」
- 日時=10月24日[木]13:00−15:00
- 会場=東北芸術工科大学ラウンジ
- ゲスト=赤坂憲雄(民俗学者、東北芸術工科大学大学院長)
- コーディネート=張大石(文化財保存修復研究センター准教授)
- ◯参加学生による公開プレゼンテーション
- 日時=10月24日[金]17:40−19:00
- 会場=東北芸術工科大学7Fギャラリー
- ゲスト=チョー・ドキュン(アーティスト、梨花女子大學校教授)